江戸時代の徳川家や公家の世界では狩野派などの「お抱え絵師」という存在がいました。ほぼ専属でその仕事を発注するのです。掛軸や屏風から襖絵まで、絵というものを一手に引き受けていたものです。いつも同じ手に任せられるので、信頼できて安心なのです。すでに仕事が成立していて、金銭面や品質に信用が置けて、一から説明しなくても、その時大事な事に集中して依頼できて、打ち合わせが少なくても意図を汲んで製作することができる利点があります。

そんな「お抱え」の安心感が、現代では選ぶことができます。

建物の設計ほ、新築時に設計士に任せるものの、その後の何十年ものメンテナンスは施工者任せになり、ずっと同じ施工者ならまだしも、世代交代や店仕舞いやその他の理由によって変更になることも多く、その結果、無理なリフォームプランや施工によって当初のイメージや構造的破綻を招く事も見受けられます。

リフォームの際には、構造的な部分だけでも、是非リフォームに詳しい建築士にご相談ください。

有限会社オリガミックアーキテクチャー