今回は、過去に質問があった外部塗装の下(前)処理について

お話します。

屋根や外壁や外構について、新築や改修してからしばらくは美観を保っていますが、

10年過ぎ、条件によっては7.8年位から、色があせたり表面が傷んできます。

すると外装の塗り替えなどを検討になります。

 

何の工事でもそうですが、

具体的に塗装工事となるときにもいきなり塗り始めるのではなく、下処理を行います。

材質にもより変わりますが、屋根や外壁で一番多いのは高圧洗浄です。

高圧で洗浄するので、コケや汚れを水の勢いで取ることになります。

洗浄はかなり水を使います。

小規模であれば業者の方で用意する場合もありますが、

全体であれば、施主方に給水の申し出がある事でしょう。

 

また洗浄の前には、窓やすき間のある開口部などは水が入らないように

シートやテープで覆う養生が必要です。

高い位置など手の届かないところであれば足場も必要になりますので確認されてください。

 

高圧洗浄で落としきれない汚れや付着物は手で

また、高圧洗浄は、面積にもよりますが、乾燥や雨天の日程もあるので数日余裕を見ます。

塗装工事の前日に雨が降った場合は、乾いていないと塗れないため延期となる場合もあります。

 

また、その意味では外部木部デッキなどは洗浄すると乾きがよくないので、

洗浄せず、表面を薄く研磨して(ケレン)乾式工法とすることもあります。

場所や地域、面積によっても選択が変わってきますのでその都度の状態を確かめ工務店と相談して行う事をお勧めします。

有限会社オリガミックアーキテクチャー